早く退職してよかった!

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早く退職してよかった!

私は今67歳

これまでの人生で、最も精神的に豊かな時を、静かに送っていると思います。
一般的に言うと70歳ぐらいまで働くということが、社会的にも経済的にも理想なのかもしれません。
最近では生涯現役という言葉も耳にしますから、70歳までどころか体の動く限り、一生働き続けることが一般的になってきているのかもしれません。
実際、生活費などのことを考えると、安心して退職できなくなってしまいます。
私もそうでした。
「今退職して、本当に生活できるのか」という不安が頭をよぎるのです。
しかし私には、幸いなことに仕事を辞める理由がありました。
そうでなければ、ほかの人と同じように65歳の退職年齢を過ぎても、1年契約の非常勤で今も働き続けていたことでしょう。
体の動く限り働き続けて、人生を台無しにしていたかもしれません。
台無しとは私の個人的な意見で、充実した人生だと考える人もいることでしょう。
確かに退職する前までの私は、働き続けることで収入を得ることを、人生の目的のように考えていたのです。
働いて収入を得続けることを、人生の勝者のように考えていましたし、それが当然のように考えていました。

退職理由

若い時から夜も昼も、家族のために働き続けて、子供を育ててきました。
ありがたいことに子供たちは独立し、それぞれ家庭を築き幸せに暮らしています。
うまくすると、そして贅沢しなければ、年金でなんとか暮らしていくことができると思いました。
ところで、私の退職理由というのは、90歳の高齢の母と、精神と心臓を患っている夫の介護でした。
この二つの理由のおかげで退職できたことを、今ではとてもラッキーだったと考えています。
高齢の母ではありますが、認知症ではなく、自分のことは自分ですることができるので、とてもありがたいです。
私は、母が外来受診をするときの送り迎えと、老人会の集まりの送り迎えだけしていればよいのです。
夫も自分のことは自分でできます。
心臓と精神科の、2か所の病院を受診するときの付き添いと送り迎えだけでよいのです。
しかし夫は精神薬を内服していますから、何となく一緒にいて日常生活の見守りをしているといった具合です

心の安定を求めて

家族はみなとてもやさしいので、仕事をしている時と比較すると問題にならないくらいに、精神的に楽です。
精神的に楽なうえに、働いていないので肉体的にも楽なのです。
時間に縛られることのない自由を、人生で初めて味わっています。
若い時には、いろいろな問題が次から次から起きました。
そのうちに「生きているのだから苦労や悩みや問題が起きるのは当然で、私だけでなく誰もが抱えていることなのだ」と、自分に言い聞かせ納得させてきました。
しかし、そのうちにまた考えたのです。
「問題が起きるのが当然だとして、せめて悩んだり悲しんだりしないためにはどうしたらよいだろうか」と真剣に考えました。
そして時間をかけて、自分なりに結論を出しました。
「何が起きても嘆き悲しまないような精神状態を、常に保つことができればよいのだ」
これは良い考えだと内心思いました。
しかし、この考えは実行がとても難しかったです。
精神の安定を、絶えず保つためにするべきことがわからなかったのです。
解決策は見つけたけれども、心を安定させる方法を見つけることができなかったのです。
理由はわからないのですが、その後私はありがたいことに目に見えて、徐々に幸せになっていきました。
その証拠に、家族はみな仲良しで健康なのです。
今から思うと私はいつも、無意識のうちに他の人を傷つける言葉を吐いたり、傷つける態度をとっていたのです。
それなのに、自分だけは正しいという顔をしていたと思います。
きっと、そんな風に生きていたので、苦労や問題が尽きなかったのです。

幸せの道

今私はとても幸せです。
人生のうちで、一番幸せな時期を過ごしていると思います。
この幸せな気持ちは、退職しなければ気が付かなかったことです。
自由というのは、心を健康にしてくれます。
時間を束縛されて仕事をしていた時には気が付かなかったことを、いろいろ気づかせてくれます。
いつも笑顔でいると、ますます幸せになるということもその一つです。
ありがとうという言葉をたくさん使ったり、幸せだと言っていると、ますます幸せな気分になります。
いままでは、人生を歩いていて困難を解決するたびに、幸せに近づいていくと思っていました。
だから頑張って困難を乗り越えようとしてきました。
問題を解決して進んでいくと、いつかは幸せにたどり着くと思い込んでいたのです。
しかし、それは間違いだったと理解できました。
今幸せになって思うのですが、幸せは道の先の方にあるものではなかったのです。
幸せの道があって、その道を歩き始めた途端、すでに心が幸せになっているのです。
幸せの道を向いたとたん、それだけで幸せなのです。
人には信じてもらえないかもしれませんが、そして説明するのも難しいのですが、心持を変えるとその途端幸せなのです。
自分でも不思議な感覚です。

未来ではなく、すぐ目の前にあった幸せ

「これなら、もっと早くから幸せになれるんだった」と思います。
精神が安定するにはどうしたらよいのかと、長い間、悩む必要もなかったのです。
幸せになる方法を見つけるのに、私は何十年もかかってしまいました。
しかし、何十年もかかってしまったけれども、見つけることができて本当にありがたいです。
幸せになりたくてもなれずに、昔の私のように苦労をしている人がいるなら、少しだけ向きを変えて見てほしいです。
幸せな道は、その道を歩く前から、その道を向いただけで、すでに心は幸せになっています。
同じ人生を歩くのなら、困難を乗り越える必要のない、幸せな道を歩いたらよいと思います。
私が徐々に幸せになったきっかけについて、よく考えてみるて、そのころ私がよく実行していたことがあります。
「ありがとう」という言葉を、1日に何回も言っていた気がします。
それくらいしか思い当たりません。
いま私は、退職前に一緒に働いていた人に会うと「今が一番幸せだよ」と言っています。
聞く人はどう思っているかわかりませんが、私は本当にそう思っているのです。
幸せの道があることを、そしてこの幸せの感覚を、みんなに教えてあげたいと思います。

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